お風呂のカビは掃除しても放っておくとまた生えるので厄介ですよね。
今回は一人暮らしで7年間実践してきた「お風呂のカビを生やさない方法」について書いていきたいと思います。
この方法は7年間毎日やってきたので、今となっては掃除をせずにお風呂を出ることができません(笑)
たまに実家に帰ってお風呂に入ると、掃除せずに出ることに違和感を感じます。
習慣化できない!と思うかもしれませんが、それくらい効果のある簡単な方法なので自信を持ってお勧めしたいです。
少し面倒臭いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひ参考にしてみてください!
この記事はこんな人に向けて書きました
- 一人暮らしをしている
- お風呂のカビ対策に手を焼いている
- 予防できる方法があるなら知りたい
一人暮らしのお風呂はシャワーのみで済ませることが多い
一人暮らしの人は忙しい人が多く、お風呂掃除が非常に重い仕事に感じられてしまいますよね。
仕事や学校から帰ってきて疲れていると光のような速さでお風呂に入ってすぐ寝てしまうこともあります。
そして単身向け物件のお風呂は大抵狭く、追い焚き機能や浴室乾燥機がついていないことが多いです。
私の住んでいる部屋も、追い焚き機能や浴室乾燥機がありません。。
(本当は欲しいですが固定費削減ため妥協しました)
しかし一人暮らしのお風呂でも例外なくカビの脅威は存在しており、
生えたまま放置していると根が深くなってカビ取り剤も役に立たなくなってきてしまいます。
ガンコなカビを見て掃除が嫌になる前に、しっかりと予防することがとても大切になってきます。
今回はその方法も詳しく解説していきたいと思います。もちろん、実証済みです!
お風呂のカビが生える原因3つ
カビが生えるための条件があるというのはご存知ですか?
実はお風呂にはその条件がバッチリ揃っているわけなのですが、
逆にこれらを対策しておけばカビの生えないお風呂にすることができます!
温度
1つ目は温度です!
カビは0℃〜50℃の範囲で繁殖し、その中でも特に20〜40℃で繁殖しやすくなります。
ちょうどお風呂場の温度ですし、夏場にカビがよく生えるのもこの温度ですね。
湿度
2つ目は湿度です。
60%くらいの湿度で最も繁殖しやすくなるため、この湿度対策も必須項目となります。
お風呂から出た後に湿度を下げる対策をとることが有効になるのですが、詳しくは後ほど解説していきます。
栄養
3つめは栄養です。
カビにとっての栄養は石鹸の残りカスや、髪の毛、ホコリ等お風呂にあるあらゆるものが栄養となります。
特に排水溝は汚れが溜まりやすく、カビも生えやすいです。
汚れの溜まりやすいところを重点的に清潔に保っておくことでカビを防げるようになります。
お風呂のカビを予防する方法
カビが繁殖する条件は温度、湿度、栄養が関係しているという話をしましたが、
これらについて対策を講じればカビを予防することができます。
ここでは具体的な予防法について「環境編」と「習慣編」に分けて解説していきたいと思います。
環境編
カビを予防するためには繁殖しにくい環境を整えることが大事です。
具体的には下記3つのポイントがあります。
- 床に物を置かない
- 換気扇をつけっぱなしにする
- 排水溝にゴミ取りネットを設置する
順番に解説していきます!
床に物を置かない
お風呂の床には極力モノを置かないようにしましょう。
極力、というかもう完全に置かない方がいいです。
浴槽とセットになっているシャンプー置き場的なものも使わないし、床に置くタイプのラックなども使いません。
え?じゃあどこに物を置くの?
答えは簡単、壁についてるタオル掛けを使います!
私の家ではタオル掛けにシャンプー、トリートメント、ベビーオイル、ボディーソープのボトルを立て掛けて置いています。
そして100均のS字フックやステンレスの洗濯バサミを使って泡立てネットや水切りを掛けています。
このようにすることで余計な水溜りをなくすことができカビ予防につながります。
ちなみにお風呂は短時間で済ませたいのもあり、バスチェアも置いてません。
換気扇をつけっぱなしにする
「つけっぱなし」と聞くと罪悪感がありますか?
私は少しありました・・・笑
でもカビを防ぐために必要であればつけっぱなしにして大丈夫です!
お風呂の換気扇をつけっぱなしにしたところで電気代は数円しか変わりません。
特に一人暮らし向けの物件ではお風呂に窓がない部屋が大多数だと思うので、
換気扇に頼って少しずつでも空気を循環させることが必要です。
もったいないと言わず、常時ONになっていない方は今すぐつけましょう。
お風呂の中の空気だけを循環させたいので、扉は閉じておきましょう。
排水溝にゴミ取りネットを設置する
これは実際にやっている方が多いのではないかと思いますが、排水溝にゴミ取りネットを設置することで
髪の毛などをまとめて捨てやすくなります。
ゴミ取りネットではなくても、排水溝シールもあるのでそちらを使うのもアリです。
排水溝シールも一時期使っていましたが、ゴミ取りネットに比べて貼って剥がすだけなので
手が汚れることも少なくとても便利でした!
習慣編
お風呂に毎日入るように、カビ対策も毎日行うことで発生率をグッと下げることができます。
ここでおすすめしたい習慣は次の3つです。
- シャワーで50℃以上のお湯を浴室全体にかける
- 水切りワイパーで水を切る
- 排水溝に溜まった髪の毛を捨てる
習慣づけるのは慣れるまで大変に感じることもありますが、
一度身につけてしまえばむしろやらないことのほうが気持ち悪いくらいになります。
順番に解説していきます!
シャワーで50℃以上のお湯を浴室全体にかける
お風呂から出る際、シャワーの温度を50℃まで上げて壁や浴槽など全体にかけます。
熱いのでやけどには注意しましょう。
また、天井に掛けてしまうと冷たくなって滴ってくるので天井には掛けないようにしましょう。(経験済)
こうすることでカビの元となる菌をやシャンプーの泡などの汚れを一緒に洗い流すことができます。
ちなみに私は家の構造上お風呂の中でシャワーの温度を調節できないので、普通の温度で洗い流しています。
お湯の温度をその場で調節できない場合は、そのままサッと洗い流すだけでも大丈夫です。
水切りワイパーで水を切る
この方法は筆者が最もおすすめしたい方法になります。
お風呂から出て、シャワーでサッと洗い流した後、水切りワイパーで壁や浴槽、床の水を切っていきます。
これを行うことによって一気に湿度を下げることができ、カビの繁殖を防ぐことができます。
時間は大体1,2分あれば終了します。
最初はめんどくさいと感じることも多いですが、今となってはやらずにはお風呂を出ることができません(笑)
排水溝に溜まった髪の毛を捨てる
これも毎回行うことが大切です。
脱衣所にティッシュとゴミ箱を設置しておくとやりやすいです。
一度お風呂を出た後、ティッシュで排水溝の髪の毛を掴み、そのままゴミ箱へポイっとするだけなので一瞬で終わります。
この作業を怠ると後で排水溝が臭くなって大変な思いをしながら大掃除をすることになります。
お風呂から出た後にまた足を入れるのは最初は違和感があるかもしれませんが、
やるのとやらないのではお風呂の清潔具合が全然違ってきます。
お風呂掃除を習慣にするメリット
これまでお風呂をきれいに保つコツとして、環境編と習慣編に分けて解説してきました。
習慣にするのがめんどくさい!と思う方も少なからずいらっしゃることを予想して(自分もそうでしたw)
ここで少し脱線して習慣化するメリットについて話していきたいと思います。
メリットは次の3つがあります。
- 掃除の時間を短縮できる
- 毎日気分良くお風呂に入れる
- 排水溝のヌメヌメを触らないで済む
順番に解説していきます!
掃除の時間を短縮できる
毎日少しずつ掃除することで、年末の大掃除などの時間を大幅に短縮することができます。
気になるところがあったときにサッと掃除するくらいで済むので
かなりハードルも下がり掃除しやすくなります。
友達が急に泊まりにくるとなった場合でも慌てずに迎え入れることができます。
毎日気分良くお風呂に入れる
お風呂がきれいだと非常に気持ちがいいです。
また自分で掃除しているということが自己肯定感の高まりにもなってお風呂が好きになります。
友達を泊める時も自信を持ってお風呂に案内できるでしょう。
排水溝のヌメヌメを触らないで済む
排水溝の汚れってどうしてあんなに気持ち悪いんでしょうね・・・
そのヌメヌメを触らないで済めばだいぶ楽になると思います。
もちろん毎日の簡単な掃除だけでは取りきれないところもありますが、
とてつもない汚れに遭遇する頻度はかなり少なくなります。
それでもカビが生えてしまった時のおすすめ撃退グッズ
どんなにきれいにしていても、状況によってカビが生えてしまうことはあると思います。
そんな時におすすめの撃退グッズは下記の通りです。
- カビキラー
- パイプユニッシュ
- 重曹
- クエン酸
順番にご紹介していきます!
カビキラー
カビ撃退グッズの定番ですね!
これ1本あればどんな汚れもきれいになると言っても過言ではありません。
汚れがしつこい箇所はカビキラーをつけた後、
ラップをして1時間ほど放置し50℃以上のお湯で洗い流せばきれいになります。
パイプユニッシュ
パイプユニッシュは主に排水溝の汚れをとるために使います。
排水溝に適量たらして、15〜30分ほど放置すれば髪の毛まで溶かしてきれいにしてくれます。
排水溝のヌメヌメを触りたくない人にはおすすめです。
重曹
重曹も万能です!
重曹は小麦粉と同じように油を吸着する性質があるため汚れを落とすことができます。
また、重曹の粒子は押すと変形するほど軟らかく傷つけにくいので、
ゴムなどの傷みやすい部分を掃除するのに適しています。
肌に触れても大丈夫なので掃除で肌荒れがしやすい人にもおすすめできます!
クエン酸
クエン酸も重曹と同じく万能グッズと言えます。
クエン酸は酸性の性質を持っているため、水あかなどのアルカリ性の汚れを落とすことができます。
逆に重曹はアルカリ性なので、カビなどの酸性の汚れを落とすことができます。
水あかが気になるときにはクエン酸を使ってみましょう!
お風呂掃除に役立つ道具3つ
カビが生えてしまったときに使える撃退グッズとして、
カビキラー、パイプユニッシュ、重曹、クエン酸があると紹介してきました。
ついでに役に立つ道具も紹介していきます。
ぜひ、道具を使いこなしてきれいなお風呂にしてみてください^^
風呂用スポンジ
風呂用スポンジは、浴槽や壁、床など広い面積を掃除するときに役に立ちます。
材質によっては傷付けてしまうこともあるので、柔らかくて汚れの落ちる材質のものをおすすめします。
個人的には、こちらの「ダスキン 風呂用スポンジ」がおすすめです。
お風呂が温かい状態であれば、洗剤なしでも簡単に湯あかを落とすことができます!
風呂用ブラシ
風呂用ブラシは、床の溝や排水溝につながる水路を掃除する時に役に立ちます。
ゴシゴシこするタイプなので、汚れがしつこい時に使うと良いでしょう。
ちなみに私は大小のブラシがセットになっているものをずっと使っています。
大きいブラシでは届かない細かいところは小さいブラシだけ取り外して使うことができるのでとても便利です!
歯ブラシ
歯ブラシは毛先の開いた使い古しで大丈夫です。
ドアの溝や排水溝のあみあみなど、もっと細かいところを掃除する時にあると便利です。
手袋
カビキラーのような刺激の強い薬品を使って掃除するときは手袋をつけることをおすすめします。
ゴム手袋やビニール手袋など、なんでも大丈夫なので手を保護しながら掃除しましょう。
ちなみに私は破けにくいのでゴム手袋を使っています。
毎日の簡単掃除で快適なお風呂にしよう!
7年間一人暮らしをしてきて、お風呂をきれいに保つコツは「毎日掃除すること」だと気づきました。
今日はその掃除方法について解説してきましたが、毎日掃除するときれいになるのはお風呂だけではないです。
ポイントは何かの動作と一緒にセットで行うことです。
お風呂だったら掃除もセット、ご飯を食べたらお皿洗いまでセット、と言った具合に
何かをやるときに一緒に掃除までプログラムに入れてしまえば意外と習慣化することができます。
大変と感じることもあると思いますが、ぜひ試してみてください!^^