新しい年や、新年度を迎えるたびに多くの人が目標や身につけたい習慣を掲げます。
例えば運動、食事、キャリアアップ、新しいスキルの習得など、多くの目標が掲げられるものの、残念なことに多くの人が達成できずにいます。…なぜでしょうか?
その問題を改善するためには、習慣化できない人の特徴を理解し、対処方法を知ることが不可欠です。
答えを先に言ってしまうと、習慣化には【仕組みづくり】がとても大切です。
どのように仕組みを作るべきかも書きましたので、早速見ていきましょう!
習慣化できない人の特徴5つ
習慣化できない人の特徴は、主に下記の5つです。
- その場のやる気に頼っている
- 計画が立てられていない
- 目的意識が曖昧
- 目標設定が漠然としている
- 誘惑に負けてしまう
1つずつ順番に見ていきましょう!
1. その場のやる気に頼っている
その場のやる気に頼っていると、習慣化しようと意気込んだ時が一番やる気が高く、その後少しずつ下がっていきます。
例えば、ダイエットするために食事を変えてみようと意気込んだものの、あれこれ言い訳して結局元の食生活に戻っている、高得点目指して勉強を始めたけど続かない、などなど。。
これはあるあるですね。
私もたくさん経験があります。
やる気がある時は最高にモチベーション高くできるので良いですが、何らかの原因によってやる気が低下したり、他のことに集中せざるを得なくなった時には全く効力を発揮してくれなくなります。
やる気に頼らない方法を考える必要がありますね。
やる気に頼りすぎると、続かなくなった時に自己嫌悪に陥ってしまうこともあるためリスクを伴います。
2. 計画が立てられていない
習慣化を妨げる原因として、計画が立てられていないことが挙げられます。
計画を立てるには「いつまでに」「何をして」「どうなりたいのか」また「そのためにどうするのか」を考える必要がありますが、具体的なステップやスケジュールを設定しないため、習慣の続行が難しいです。
そもそも計画が立てられていないのか、計画の精度がぼやけているのかを明らかにして対策を立てることが必要です。
計画が順調に進んでいるかを把握するためには記録を取ることがおすすめです。
ダイエットなら体重や体組成、食事の記録、勉強なら勉強した内容と進度、仕事なら進捗率などなど。。
ノートに書いてまとめるとあとで振り返ることができます。
3. 目的意識が曖昧
目的意識が曖昧だと、優先順位がわからなくなりモチベーションが低下して挫折しやすいです。
習慣化することを掲げたら、なぜ習慣化したいのかもセットで考えましょう。
ダイエットして綺麗な服を着こなしたいでも良いし、キャリアアップしてゆとりと高収入を両立させたいでも良いです。
こういうものは他のどんな理由よりも自己中心的で利己的な理由の方が長く続きます。
人に教える必要はないので、とにかく習慣化したい目的を1つでも掲げてみましょう。
4. 目標設定が漠然としている
目標設定が漠然としていると、目的意識が曖昧な場合と同じように途中で挫折しやすいです。
どの習慣を身につけたいのかを明確にし、できるだけ具体的な目標を設定します。
例えば、「毎朝6時に起きて30分間運動をする」といった具体的な目標は、漠然とした「運動をする」という目標よりも達成しやすいです。
目標を立てると小さな達成も味わうことができ、メンタル的にも安定します。
また、定期的に振り返ることもできるので方向性が合っているかも確認することができます。
5. 誘惑に負けてしまう
これまでの4つの特徴とも関わりが深いですが、誘惑に負けてしまうと習慣化はできません。
一度決めたことを達成しようと努力する過程には多くの誘惑があります。
少し寝てしまおうか、食べてしまおうか、今日はやめておこうか、などなど。
誘惑に負ける要素が多い場合は、環境を整えることも必要です。
例えば部屋を掃除すると心もスッキリとして雑念が入りにくくなるので、誘惑に負けない環境づくりにも挑戦してみましょう。
習慣を身につけるための5つのポイント
習慣化できない人は、やる気や能力の問題ではなく【仕組みの問題】であると断言できます。
筆者は習慣化していることの一つとして、お風呂上がりに水切りワイパーを使って壁や床を掃除しています。
参考記事:【必見】一人暮らしで7年間実践してきたお風呂のカビを生やさない方法
こんな簡単なことを続けるのにやる気や能力は必要ありません。
ただ習慣さえ身につければ思考停止で呼吸するようにできてしまいます。
では、仕組みを作るためにはどのようにすれば良いでしょうか?
1. 小さなステップから始める
大きな変化を一度に実現しようとせず、小さなステップから始めることが大切です。
例えば、毎日1分だけ運動する、1日に1つの健康的な食習慣を追加するなど、取り組みやすい小さな目標を設定します。
小さな成功体験がモチベーションを高め、習慣化に対する抵抗感を軽減します。
2. 明確な目標を設定する
どの習慣を身につけたいのかを明確にし、具体的な目標を設定します。できれば数字を使って目標を設定できると良いです。
例えば、『1ヶ月後に1km6分以内に走れるようになる』『1日20分だけ勉強する』など小さな目標を立てて、
達成できたら次のステップに行くようにすると、達成感を味わいながら進めることができます。
3. 継続的なスケジュールを設定する
習慣を身につけるためには、一定のスケジュールを設定することが重要です。
習慣を特定の時間や日に行うことで、それが日常生活の一部となりやすくなります。
特に朝の時間にスケジュールを設定すると良いです。
朝は疲れていないし頭も冴えていて、誰にも邪魔されない静かな時間で作業に集中できます。
私も最近は4時に起きて活動開始しています。
朝は空気も澄んでいて気持ちが良いです^^
4. 記録をつける
習慣を記録することで進捗を可視化し、モチベーションを保つのに役立ちます。
日記、トラッキングアプリ、カレンダーなどを使って、習慣の実行を記録しましょう。
後で振り返ることもできるので、モチベーションが下がってきた時に助けになる可能性が高いです。
5. 協力者を見つける
友人や家族、仲間と一緒に習慣を身につけると習慣化の成功率を高めることができます。
協力者がいない場合は落胆せず、オンラインコミュニティなどを活用してモチベーションを維持しましょう。
近況を報告し合うと刺激を受けることもでき、目標達成の助けになってくれるでしょう。
習慣化の仕組みづくりとは
習慣化の仕組みづくりとは、何かすでに習慣になっている行動とセットで動くようにすると良いです。
例えば下記のような例があります。
- 朝一番のトイレに入ったついでにサンポールを撒く
- 寝室にスマホを持ち込まない(就寝前のスマホ防止)
- 歯磨きの時間はスクワットをする
- 通勤時間に英語を聴く
- 廊下を歩く時にクイックルワイパーをかける
などなど。
習慣化したい内容にもよりますが、意外と生活の一部とセットにすることで達成できるものが多いです。
目標とか計画とか立てるのが苦手という方にはこれくらいスモールステップから始めてみるのも良いと思います。
まとめ:とにかくまずやってみよう
決めたことをやり始める前は気が重いです。
でも「ほんの少しだけでもやってみよう」と決めて手を動かしてみると、案外続いたりします。
まずはとにかく自分の考えを一旦置いて行動してみることで、モチベーションも上がってきます。
騙されたと思ってやってみてください。
それを続けているうちに習慣化できるはずです^^