皆さんは「読書すると年収が上がる」「年収が高い人は読書をしている」
という話を聞いたことがありますか?
給料が安すぎるんじゃ~!もっと上げろ~!
そう思って仕事をしている人は少なくないはずですが、
年収と読書量の関係はどのようになっているでしょうか?
今回は年収と読書量の関係について記事を書きました。
ちなみに私は平均して月に7冊~8冊くらい本を読んでいます。
年収が低い人と高い人で明確な読書量の違いがあることがわかっています。
読書している人はどれくらい割合なのか?
ここで、日本人はどれくらいの割合で読書をしているのか
実際のデータを見てみましょう。
文化庁の平成30年度「国語に関する世論調査」によると、
47.3%もの人が本を読んでいないということがわかります。
全然本読んでないやん・・・
本を読む人からしたらなかなかの衝撃ですね・・・
読む冊数が多くなるほど割合が減っていき、5冊以上読んでいる人の割合は3.2%となっています。
週に1冊と少し読めば、上位3%に入りますね!
では次に、年収による読書量の変化はどうなっているか見てみましょう!
年収ごとの読書量の差
上の図は統計局のデータを元にグラフを作成したものです。
若干の外れ値もありますが、相関係数=0.79なので強い相関があると言えます。
データは下記を参考にしました。
・総務省「家計調査(家計収支編) 五分位・十分位の境界値(二人以上の世帯)」
・総務省「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 年次 2021年(表2-5)」
またこのグラフは総務省のデータを元に個人的に作成したものなのであり、
統計上の平均を使ったものであるため、参考程度にとどめてください。
なぜ本を読むと年収が増えるのか?
これまで読書する人の割合と、読書量と年収の関係についての2つのグラフを見ました。
本を読むから年収が高いのか、年収が高いから本を読むのかは
何とも言い切れないところはありますが、
年収が高い人は本を読んでいる傾向にあることは間違いなさそうです。
では、なぜ本を読むと年収が増えるのでしょうか?
- 知的好奇心の高まりが成功につながる
本を読むと「なぜ?」「どのように?」「面白そう!」という知的好奇心が刺激されます。
ちなみに「好奇心」は動物にもありますが、「知的好奇心」は人間特有のものだそうです。
人間には元々「知・情・意」という心的要素が備わっています。
知・情・意は,人間の持つ3つの心的要素,知性と感情と意志を表す。 知性は知覚をもととし,それを認識までつくりあげる機能,情は喜怒哀楽や好悪など物ごとを感じて起こる情的過程全般を指す。 また,意志は道徳的評価を担う主体であり,理性による思慮,選択を決心して実行する能力とされている。
知・情・意の発達と脳 (BRAIN and NERVE 60巻9号) | 医書.jp
読書によってこの「知りたい」という純粋な好奇心が刺激され、
新しい知識に出会う機会が得やすくなります。
- 成功者の考えを知ることができる
世の中で偉大な成功を収めた人に一般人が会って話すことはほぼ不可能です。
しかし、読書ならそれが十分可能です。
本の中にはその人の考えていることがたくさん詰まっているので
どのようにすれば成功できるのかを知ることができます。
また成功するためには真似することが大事とも言われていますが、
読書によって成功方法を知ることができるので真似しやすくなります。
- 知識を上手に取り出せるようになる
読書をすると知識が増えますが、1,2,3,4,5と順番に増えるのではなく
1,2,4,8,16,32といった具合で細胞分裂のようにどんどん増えていきます。
知識と知識のつながりを意識して読むと、生活や会話の中で取り出すのが上手になり
深みを持たせながら加速度的に知識を増やすことができます。
私も本を読んでいて「つながった!」という感覚を持ったことがありますが、知っていることが繋がって増えるのは何とも楽しいものです!
効率的に読書する方法
読書が年収に与える影響が大きいということはここまでの内容でわかりました。
では、どのようにすれば効率的に読書が出来るのでしょうか?
読書が大事なのは分かったけど忙しくて時間がないよ~!
実際、読書をしない理由として「時間がないから」が多いこともデータで実証されています。
時代の変化が激しくデジタル化も進んでいる今では
わざわざ本を読まなくても簡単に情報を手に入れることが出来るようになっています。
しかし、ネットで情報を得ることと読書には決定的な違いがあります。
それは「体験」です。
ネットで情報を見る時は次から次へと文章や映像が流れてきます。
私たちはそれを必要なものを必要なだけ自分の中に入れ「消費」しています。
それに対して読書は著者から1対1で話を聞いているようなもので
退屈な時間があってもその場を逃げることができません。
結果としてそれが向き合うこととなり「体験」になるということです。
では忙しい現代でどのような方法なら効率的に読書できるのでしょうか?
- 電子書籍で本を読む
持ち運びが便利で1つのタブレットに何冊も入れて持ち歩くことが出来ます。
気分に合わせて本を選ぶことができ、特に電車などの移動時間に読みやすいです。
仮に片道15分の道のりを行くとしたら、往復で30分の読書時間を確保できます。
私もkindleを持ち歩いていますが、紙からkindleに乗り換えてから
読むスピードが圧倒的に速くなりました! - オーディオブックで聞く
最近では聞く読書として音声で本が読める(聞ける)ようになっています。
朝の混雑した電車でスマホやタブレットを操作できない時、
運転中や歩いている時などに大いに役に立ちます。
また家事をしながら聞くこともできるので
休みの日でも気軽に本の世界に入り込むことが出来ます。 - ダラダラとスマホを見る時間を読書に充てる
際限なくスマホをいじっている時間は気づいたら30分、1時間と経ってしまいます。
それを10分でも読書時間にすれば後の結果は大きく変わってくるはずです。
これといった目的もなくダラダラとスマホを見ている時間ほどもったいない時間はないです。
5分でも10分でも負担にならないところから始めてみましょう!
読書の結果を出すためには行動すること
読書をすると年収が上がるというデータがありますが、
ただ読書しただけで簡単に年収が上がるというわけではないです。
読書⇒行動があってこそ結果が出て年収が上がるという関係性があります。
行動するためにはまずアウトプットすることが大切です。
友達に話すもよし、ブログに書くもよし、TwitterなどのSNSでアウトプットするもよしです。
アウトプットすることによって大事なポイントがまとまり自分の中に定着します。
私はよくTwitterで感想を書いています。
まとめのときもあれば感想で終わることもあります。
とにかく何らかの形で記録を残すことが大切です。
まとめ「読書で人生は変わる!」
収入と読書量の関係についてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
収入=読書量というわけではないですが、
読書することで好奇心が生まれる⇒考えが深まる⇒行動する⇒結果が出る・・・
と言った具合でどんどん思考レベルが上がっていきます。
それだけでなく、読書は人間性が高まる、心が豊かになる、考えが深まる、創造力が豊かになる、
偉人の追体験ができるなどなど良いことばかりです。
読書すると年収が上がると言われているのはつまり、
読書をすると(人生観と人格が磨かれ、想像力が豊かになり、思考が深まり、行動するので)
年収が上がるということですね。
また情報で溢れた現代こそ、本質に触れて自分なりのブレない軸を持つことが大切です。
最近あまり本を読んでいないという人も、いつも読んでいるという人も、
読書の良さに気づいて豊かな人生を送っていけたらと思います^^
それではこの辺で!☆彡