マーケティング的観点から自己分析をしてみる【SWOT分析】

マーケティング的観点から自己分析をしてみる【SWOT分析】

マーケティングを勉強していると、SWOT分析という名前の分析方法を学びます。
今回はこのSWOT分析を使って、自己分析をやってみよう!という内容の記事です。

自己分析は就職活動をしたことがある人なら誰でも一度はやったことがあると思います。
しかし、学生の時の自己分析と社会人になってからの自己分析は
ある程度キャリアを積んでから行うので、
学生の時とはまた違った観点から自分自身を振り返ることが出来ます。

社会人になったら何しようかな・・・

SWOT分析は、他の分析方法と比べて強み・弱みをより客観的に見ることができるため、
徹底的な自己分析をしたい場合に役に立ちます。
それでは、SWOT分析を使った自己分析について見て行きましょう!

強み・弱みをはっきりさせてキャリアに活かしたい!

目次

本記事のターゲット

本記事は下記のような人に向けて書きました。

  • 転職を検討しているが、自己分析の方法がわからない
  • 一歩踏み込んだ自己分析がしたい
  • 今後の人生に役立つ自己分析がしたい

SWOT分析とは?

SWOT分析とは?|キプミンブログ

そもそも、SWOT分析とはなんでしょうか?

やったことがない人にとっては何かの頭文字っぽい4文字が並んでいる・・・!
と思うかもしれませんが(実際私はこう思いました(笑))
そうです、まさに
「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunities)」「脅威(Threats)」
の頭文字を取った名称なのです。

元々はマーケティングにおいてマーケティング戦略を練る方法として
内部要因(自社について)と外部要因(環境について)を分けて行う手法でした。
これが自己分析にも大いに役立つので用いられています。

では、順に解説していきます。

  • Strength(強み)
    他の周りの人に対して差別化でき、必要な人にとってのニーズを満たせる特徴です。
    例えば、粘り強さ、作業の正確性、元気の良さ、語学力 など
  • Weakness(弱み)
    自分自身の中にある苦手としているもの、比べられると不利になるものです。
    例えば、集中すると周りが見えなくなる、リーダーシップがない、資格がない など
  • Opportunities(機会)
    自分の成長の機会と考えられる外部の要因です。
    例えば、テレワークが浸透している、助成金がある、会社がスキルを求めている など
  • Threats(脅威)
    自分自身のキャリアを実現するうえで障害になる外部の要因です。
    例えば、AIに仕事を奪われる、コロナによる経済低迷、昇進のチャンスがない など

これらを表にまとめると、以下のようになります。

Strength(強み)

・粘り強さ
・作業の正確性
・思考力が高い
・学歴がある
Opportunities(機会)

・テレワークが浸透している
・助成金がある
・会社がスキルを求めている
・若い人材が重宝されている
Weakness(弱み)

・集中すると周りが見えなくなる
・リーダーシップがない
・資格がない
・ネガティブ
Threats(脅威)

・AIに仕事を奪われる
・コロナによる経済低迷
・昇進のチャンスがない
・人事評価制度が良くない
外部要因と内部要因の分析

クロスSWOT分析

SWOT分析で出した項目は「状況の整理」です。
ここからさらにクロスSWOT分析を行い、戦略を考えていきます。
内的要因(強み・弱み)と外的要因(機会・脅威)をそれぞれ掛け合わせることで、
理想のキャリア実現のために必要な課題・改善策を知ることできます。
掛け合わせるパターンは下記の4つです。

①強み×機会
自分自身の強みを活かしながら周りの機会を活かす方法を考えます。

②強み×脅威
自分自身の強みで脅威の影響を避ける方法を考えます。
脅威を避け、場合によっては活かせないかということも考えます。

③弱み×機会
周りの機会を活かすために、自分自身の弱みを補強する方法を考えます。
弱みを改善しながら機会を逃さないようにします。

④弱み×脅威
自分自身の弱みを理解し、脅威による影響を避けたり最小限に抑えたりする方法を考えます。
徹底した守りに入るか、土俵から降りるかも考えます。

これらの①~④を先ほどの表にもう一度まとめてみると、下記のようになります。

Opportunities(機会)
・テレワークが浸透している
・助成金がある
・会社がスキルを求めている
・若い人材が期待されている
Threats(脅威)
・AIに仕事を奪われる
・コロナによる経済低迷
・昇進のチャンスがない
・人事評価制度が良くない
Strength(強み)
・粘り強さ
・思考力が高い
・語学力がある
・学歴がある
①強み×機会
【チャンスを掴んで強みを活かす】
・粘り強さを活かしてスキルを身に着け、会社に貢献することで高い評価を得る。
②強み×脅威
【強みで脅威を避けるor活かす】
・AIにはできない仕事をGETし、取って代われない存在になる。
・語学力を生かした副業で経済低迷の影響を免れる
Weakness(弱み)
・集中すると周りが見えなくなる
・リーダーシップがない
・資格がない
・ネガティブ
③弱み×機会
【弱みを補強して機会を活かす】
・個人のスキルを磨き、一人でも仕事ができるようにする
・会社が求めるスキルを身につけ、資格を取得する
④弱み×脅威
【守に入るor手放す】
・集中力を活かして個人のスキルを伸ばす
・AIと共存する
クロスSWOT分析

クロスSWOT分析は、他の自己分析と違って自分自身の弱みと向き合うことが出来ます。
自己分析は自分で行うことが多く、弱みに目を向けることを避けがちですが、
こうして表にしてみると客観的に見られるので良いですね^^

弱み×機会の項目に目を向け、克服することで、
今までできなかった挑戦ができるようになるかもしれません。
弱み=伸びしろですので、この機会にぜひ新しい可能性を発見してください。

まとめ

今回はSWOT分析についてまとめてみましたが、
自分の強み・弱みと機会・脅威についてじっくり考えられましたでしょうか?

自己分析の目的は自分自身の良さを最大限生かすためですので、
強みを見つけたらそれを活かせる場所を探し、
今よりもっと輝く人生になることを願っています。

またSWOT分析で見つけた自分の情報を元に、
転職に限らずとも理想のキャリアの実現に向けて日常生活の悪い習慣を見直したり、
勉強を始めたりと小さいところから実践していきましょう!

マーケティング的観点から自己分析をしてみる【SWOT分析】

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この記事を書いた人

SEOに特化したWebマーケター。GAIQ、上級ウェブ解析士取得。26歳で会社を辞め、フリーランスの道へ。休みの日は主にソフトボールなどをして身体を動かしている。趣味はピアノ、読書、筋トレなど。お客様に寄り添ってご提案させていただきます!

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